生活スタイル研究所の仕事の考え方、世の中の動きに対する私見など。
創業初年度あたりには掲載していたのですが、ながらくバタバタ仕事してる間に、、
10年も放置しておりました(笑)
新しいブログ記事も、近々載せようと思っております。
お時間のございます折にご一読を。
生活スタイル研究所 共同代表 中村
[May 30, 2011]
LSI 企画プロデュースの考え方 その6
「体制・タスクの考え方など」
[May 27, 2011]
LSI 企画プロデュースの考え方 その5
「企画・プロデュースの基本的なフレーム」
[May 23, 2011]
LSI 企画プロデュースの考え方 その4
「全体像と細部を同時に見る目」
[May 20, 2011]
LSI 企画プロデュースの考え方 その3
「プロダクトアウトとマーケットインの組み合わせ」
[May 18, 2011]
LSI 企画プロデュースの考え方 その2
「遊びながら働き、働きながら遊ぶ」
[May 17, 2011]
LSI 企画プロデュースの考え方 その1
「一感でなく、五感で情報を捉える」
[Nov 19, 2010]
東京の猥雑な魅力
「いががわしさ こそ 街の魅力?」
[Nov 18, 2010]
名古屋(東海地方)の喫茶店
「真のサードプレイス(笑)」
[Sep 22, 2010]
HONDA “CITY”と”モトコンポ”
「小学生男子が欲しがる気持ち」
[Apr 21, 2010]
百貨店と家電量販店
[Feb 24, 2010]
企画・プロデュースと、カーリング
「プロデュース業務のイメージ?」
[Dec 24, 2009]
寡占化の先に
「大手流通=悪では、街は変わらない」
[Sep 16, 2009]
人を見て、人に聞く【その2】
「ありがちだが、現場に足を運ばなければわかない。」
[Sep 15, 2009]
人を見て、人に聞く【その1】
「リアルに感じることが大事」
[Sep 15, 2009]
老舗クッキーと、究極のブランディングなど
[Aug 3, 2009]
ポイントカードの脅迫
そういえば、、本日カフェボンの2号が出ました。
都内の主要なTSUTAYA、シボネ、 Royal Garden Cafe、Cafe Shakey’s、ARK HiLLS CAFE、
その他都内のカフェで頒布されています。
小生も名古屋の喫茶店文化について、書かせて貰ってます。
「名古屋喫茶=真のサードプレイス」という題で(笑)
最近、僕らの本を作ろうとしていますので、ついでに頭でっかちな話を(笑)。
僕らは、飲食・物販店の新業態の開発や、商業施設の総合的なプロデュースを行う仕事を
中心に活動しているのですが、 カーリングは同じような構造だなぁと思います。
企画とはプロジェクトのスタート時には最も重要で、 カーリングで言えば、
「どの方向」に、「どの強さ」で、「どんな回転で」 どこに到達させるかを決めること。
これはプロジェクトが、ある企画をベースにスタートしてからでは、
大きな方向修正はできないことも似ています。
そして、企画をスタートした(ストーンを投げた)
後に具体化する仕事をする人が加わってきます。
建築家や、MD(マーチャンダイジング)プランナー、
グラフィックデザイナー、 運営の仕組みづくりをする人、施工者、などなど。
投げられた企画の大きな方向性を、それぞれの技術(ほうき?)で
企画(ストーンの到達目標点)を達成するために尽力する。
それを間違いの無いように声を欠けるのが、
プロジェクトマネージャー(コーチ?)でしょうか。
もっと言うと、カーリングで10エンドを行ってトータルで勝つことは、
プロジェクト単位の成否でなく、経営における成功とも言えるのかな?とか。
下手な図にするとこんなイメージでしょうか(笑)
実際の仕事の場面では、プロデューサー・企画者の役割を、 力のあるデザイナーや
建築家が兼務することもあるので、 単純にこうではないですが、
大枠のイメージはこのような構造かと思います。
企画・プロデューサーの役目で難しいところは、
投じた企画と到着点に必ずブレが生じるところです。
そこが、プロデュース=わかりにくい仕事(?)
という見方につながる場合がある。 宿命でもありますが。
現実の参加メンバー(クライアントも含む)の力と比して、
強すぎる企画(現実離れ)もうまく行きませんし、 かと言って最初から弱すぎる
(現実的すぎる・結果が容易に予測できる)企画でも、 望んだ結果には到達できない。
今までの経験上ですと、120点を目指して、実際には90点に仕上げられるように
できるプロジェクトがうまく行くと思います。
ただ、プロデューサーやプロジェクトマネージャーは、
参加メンバーには、目標の120点を常に目指させることが必要です。
(100点を目標にすると、70点ぐらいで収まってしまう)
いろいろな条件で、120を目指して、本当に120になってしまうこともあります。
往々にしてその場合は、クライアントの熱意が素晴らしい場合です。
当たり前ですね。
関係ないですが、最後に投げるスキップの目黒さん評価が、
ボクの友人の間では高いです。
あの安定感はいい奥さんになりそうだと(笑)。
Royal Garden Cafeに打合せを兼ねたランチに行きました。
1Fも2Fも満席です。
自分が関わった店が満席になっている風景って、仕事冥利につきますねぇ。
オープンしてからもう1年経っているので、
企画・立ち上げに参加した僕たちよりも、
実際は運営されている方々の絶え間ない努力のおかげですが(笑)。
午後からは、一流芸能人(?)の方達の番組(グータン~)
の撮影で使用されて、 3月に放映されるそうです。
実は、RGCの2号店も春に渋谷にオープンするので、
そちらも外苑前と同じように喜ばれる店にしたいですね。
今回は短めに(笑)。。。
物販は非常に寡占化が進んでいますが、飲食はどうでしょうか?
最近とある仕事でいろいろと数字を集めておりまして、
パラパラ見てるとなかなか面白い事が発見できます。
店舗数ですが、H18の企業統計によると、 カフェ(喫茶店)の場合は、
6万8,589店。上位10社の合計がおおよそ4000店。 大体 6%程度にしかならない!
物販に近い業態とも言える、ファーストフード(ハンバーガーなど)の店舗数は2万5,616店。
それに対して、上位10社の合計が、おおよそ1万店。 それでも39%。
飲食の世界は、大きな企業とはいえども、
物販を中心とした大手流通の規模とは、大きく異なることが分かります。
強引に、代表的な企業の比較でいくと、 CVS最大のセブンイレブンが12,298店に対し、
カフェ最大のドトールが、1,119店 ほぼ10倍。
さらに強引な比較でいくと、 CVS 9位のポプラ705店に対し、
カフェ2位のスターバックスは842店。 意外(?)な近似。
シャノアールってそこら中にあるなぁ~と思っても、218店。
名前が近似する(笑)ルノアールにいたっては112店。
意外と少ない。 あらためて、数字を見てみるのも面白いですね。
こういった、飲食と物販チェーン違いの意味は・・・長くなるのでまたにします(笑)
※店舗数はリアルタイムのものでないので、若干の誤差はあります。